山行報告書

日本大学山岳部

目  的)中央アルプスを楽しむ、生活技術の向上

山  域)中央アルプス 木曽駒ヶ岳・宝剣岳

日  程)令和元年719(金)〜令和元年721(日)

移動1日、実働2

メンバー4年 L新保裕也、田邊カレン

3年 氏神拓真

1年 柴田亮、米山美羽                  5

 

 7月21日 木曽駒ヶ岳山頂

 

行動報告)

719日(金) 移動日   新宿バスタ〜駒ヶ根駅

 新宿駅に集合し高速バスに乗り込む。駒ヶ根インターチェンジに到着し、駒ヶ根駅まで

移動後駅舎内で就寝する。

 

720日(土) 入山日 霧雨 20

駒ヶ根駅(路線バス)06:3007:00北御所登山口07:1012:10伊那前岳〜13:10駒ヶ岳頂

上山荘CS

 4時に起床し5時の始発バスに乗るつもりで準備を進める。しかし前日の夜から降り続け

た雨が規定の降雨量を越えたため林道が一時的に通行止めになっていることをバスの運転

手から教えてもらう。運転手によると、林道の安全確認が完了次第通行止めは解除される

そうなのでしばらく待機することにする。1時間半後に通行止めは解除されようやく駅を出

発する。

 登山口で準備を整え出発する。しばらくは林道歩きだが、湿度が高く蒸し暑いためすぐ

に汗をかいてしまう。登り始めると更に暑くなってくる。霧雨が降っているため頭を濡ら

さないように帽子だけは被り、雨具は必要に応じてこまめに脱ぎ着する。良いペースで標

高を上げていき、1時間半の遅れは伊那前岳に着く頃には殆ど巻き返せている。

 駒ケ岳頂上山荘に到着しテントを設営する。標高差1400mを登ったが全員高度障害の兆

候はない。テントに入り終える頃から雨が降り始めてきたため、午後はテント内でのんび

り過ごす。

 

721日(日) 下山日 曇り 7

駒ケ岳頂上山荘CS 05:0505:20木曽駒ヶ岳05:3005:40駒ケ岳頂上山荘CS06:00中岳

06:10宝剣山荘06:2006:50宝剣岳〜07:30宝剣山荘〜11:20北御所登山口

 3時過ぎに起床し食事を作る。4時半頃出発可能な状態になるが、米山が気分の悪さを訴

える。SpO2の値が90を切っており高度障害が疑われ、予定を変更し出発を遅らせる。し

かし、テントを撤収したり辺りを歩いたりしている間に気分が良くなったようだ。木曽駒

ヶ岳をピストンする。高曇りのため山頂では周囲の山々が一望でき良い景色だ。

 宝剣山荘に移動し、ヘルメットとハーネスを装着して準備を整え宝剣岳をピストンする。

他の登山者も多く、順番待ちの時間が長い。岩の登りの箇所にはしっかりと鎖が設置され

ており、ロープは必要なかった。1年生の鎖の通過・掛け替えはスムーズである。順調にピ

ストンを終え、下山を開始する。1年生も上手に歩けており、良いペースで下ることができ

る。清水平付近で柴田が親指の靴擦れを訴え処置をする。水ぶくれにはなっていない。

それ以外問題はなく北御所登山口に下山し、路線バスに乗り込んだ。バスはかなり増発さ

れている様子だ。

 

振り返って

 林道の通行止めに出鼻を挫かれたが、参加してくれた1年生はしっかり歩ける能力があ

り多少の遅れは全く問題にならなかった。しかし生活技術は改善の余地が残る様子だった。

今後も計画能力、歩行能力、生活技術を高めて安全で楽しい個人山行に行きたいし行って

ほしい。

(報告者:新保裕也)

 

 7月20日 伊那前岳手前 広い稜線

 

 7月20日 伊那前岳山頂 風が強い

 

 7月20日 駒ヶ岳頂上山荘にテントを張る

 

7月21日 テントサイトから南アルプスや富士山が見える 

 

 7月21日 宝剣岳山頂